手にした者の夢や願いを叶える、不思議な王冠

　この王冠は、夢と現実の狭間だけではなく、現実の世界にもその夢や願いの影響を及ぼすほどの大きな力が備わっている

　どういった原理で、夢や願いを叶えているのかは不明。もしかしたら、夢や願いを叶えるのに誘い人が関与しているのかもしれない

　そもそも、この王冠はC.Aに出現することが多いようなのだが、どういった条件で現れるのかは謎であり、実際に現れている所を見た事が無い

　これも、現れるというよりかは、誘い人が何か手を施して現れるようにしているのかもしれない

　そして、この王冠を巡って2つのチームが対抗している

　誘い人曰く、チームの役職がチェスの駒なのは、

「チェスはボードゲームと言えど、盤上では争いが行われている。それは、この世界に於いて、王冠を狙い合うもの同士、最もちょうど良くて、この世界らしいじゃないか」

「それに、チェスはKINGが倒れたら負けなのだろう？敗者に夢や願いを叶える資格は無いよ。勝ったチームから王冠を奪っても、ただの王冠になるだけで、願いは叶えられない。だから、その時は、倒れたKINGを呪う事だね」

「団体戦に勝ったら、後は好きに個人戦をするでも、皆で同じ願いを叶えるでも好きにすればいい」

別記…破片と疑似王冠

　王冠の破片

　なんでも、誘い人が誤って割ってしまったらしい

　この事実から、王冠は1つだけでは無いのかもしれない。それか、似たような力を持っている、似て非なる疑似王冠のことなのかもしれない

　疑似王冠は、王冠の破片を用いて作られているという噂があるが実際の所は不明である

　だが、破片にしても疑似王冠にしても、本来(本物)の王冠同様に、夢や願いを叶える力を有しているが、微弱で現実世界にまで影響を及ぼすまでの力は無い。せいぜい、夢と現実の狭間にちょっとした変化を起こす事だけで精一杯だろう

　例えば、僅かな時間だけ時を止める程度

　そして、どちらも本来(本物)の王冠の姿ではない為、要らぬもの…代償を取られたり、本当の願いとは真逆の方へと力が作用したりするケースもあるので、容易に願ったりしない方が良いだろう

何においても、目標やゴールは必要だと思わない…？目標の無いゲームなんて、ゲームとは呼べない